こんにちは。
「色で人生をより豊かにする」 パーソナルカラースタイリストの武田みはるです。

Born to the purpleという言葉をご存知でしょうか?
高貴な生まれを差す言葉です。

は古来から西洋を問わず「高貴な色」とされてきました。
日本では、聖徳太子が定めた冠位十二階では最高位の色でした。
紫というと優雅で高貴なイメージがありますが、
ヨーロッパでは少し違うイメージがあることを知りました。


先日、猛暑の中、コスチュームジュエリーの第一人者である渡辺マリ先生と対談させていただいた時のことです。

今春から(一社)日本コスチュームジュエリー協会さま(木坂牧子代表)で
カラーセミナーを開講しているご縁により今回の対談が実現したのですが、
色という切り口で
日本の伝統色から中世ヨーロッパの色彩感覚、男性論まで尽きることなく話が盛り上がりました。

渡辺マリ先生

コスチュームジュエリーとは、
5大宝石を使っていないジュエリー
すべての総称。
恥ずかしながら、初めて知りました。
※5大宝石=ダイヤ・ルビー・サファイヤ・エメラルド・アレキサンドライト

「コスチュームジュエリー」という言葉は
一般にはあまり聞きなれないと思うのですが、
日本では身に着ける装飾品を「アクセサリー」と呼んでしまった為、
定着していないということも初めて教わりました。
「アクセサリー」とはそもそもインテリアの装飾品をさす言葉なんだそうです。
半世紀以上生きていても知らないことのほうが多いと痛感

コスチュームジュエリーの中でも
ミリアム・ハスケル作品はすべての色相が揃っているのが特徴だそうです。


MIRIAM HASKELL 渡辺マリ編






すべて「渡辺マリのミリアム・ハスケルコレクション集」より引用

そこで、冒頭の紫のこと。
ハスケル本に紫作品がほとんどなかったので
マリ先生に質問したところ、返ってきた答えが
「紫はヨーロッパでは負の色だから」

中世ヨーロッパでは、打ち身の紫斑や死体に表れる死斑の色として
負のイメージが強かったため、
身に着けるジュエリーには紫の色を作らなかったということ。
コスチュームジュエリーはベネチアンガラスで色を豊富に再現しましたが、
ベネチアンガラスの職人も紫はマイナスの色として作っていなかったそうです。

紫は赤と青の混色でできる色。
情熱と冷静という相反する意味が混在している曖昧さや不明瞭さという
マイナスのイメージも持っているんです。
特に中性ヨーロッパでは、紫は病弱とか秘密を抱えているというイメージが強かったんですね。
そんなところが日本と全く違う点。

紫に対する色彩感覚が西洋と日本でこれほど違うのは、
個人的にも興味深く、注目すべき点だと感じます。

紫も青紫(ラベンダー)赤紫(モーブ)では印象も違いますし、
本当に不思議な色と言えます。
モーヴ色
モーヴ色

Born to the purple
にはなれませんが(笑)
紫をポジティヴに取り入れてみるといいかもしれないと感じた対談でした。

こちらのどんなサーブ(質問)にも多面的にレシーブ(返答)されるマリ先生の引き出しの深さに感銘を受けました。
カラーリストと名乗っている私は、まだまだ甘いなと痛感した一日です。
いくつになっても学びを止めてはいけません←自分に言い聞かせる
この対談は、(一社)日本コスチュームジュエリー協会さまが動画配信してくださるそうですので、楽しみにしております。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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