だから私は宮本輝を読む

こんにちは。
文章スタイリストの武田みはるです。

先日、街の本屋さんで思いがけないレシピ本を買ってしまったと書きましたが、
実は他にも衝動買いしております
宮本輝氏の短編集
「真夏の犬」


宮本輝の小説を始めて読んだのは、20代前半のメキシコ行きの飛行機の中でした。
一緒に行くはずだった友人の家族に不幸があり、急遽独り旅となったメキシコへの旅。
話し相手がいないから暇つぶしにと友人がくれたのが宮本輝の「ドナウの旅人」でした。
「ドナウ川を旅したい」という手紙を置いて家を出た母を追ってドイツに向かう娘。
ドイツで昔の恋人(シギィ)と再会し、過去を取り戻す娘。
一方、母は17歳年下の彼と旅をしていて、その彼は死のうとしている。(たしか膨大な借金を抱えていた・・・)
沢山の思惑と猜疑心、罠が絡み合う4人(母、娘、娘の恋人、母の17歳年下の不倫相手)のドナウの旅。

これだけでも興味を惹かれますが、
母や娘の視点が細かく描かれていて、さらにペーターというシギィの友人まで絡んでくる。
このペーターがまたいいオトコなんですよ。
そして母の17歳年下の不倫相手もへんな奴ではないことが読み進めていく内に分かってくる・・・
主人公が娘だけでなく、他の人物の視点からも書かれているのが印象的でした。
飛行機の中で一気に読破してしまい、
メキシコで出会った日本人(現地在住の方)に思わずプレゼントしてしまったくらいハマりました。

それから宮本輝氏の小説は愛読しています。

なぜ宮本輝に惹かれるのか?


世の中の不条理に抗いながらも
受け入れて生きていく人々の慟哭と,
決して失ってはいないともしびのような生命力が
力を与えてくれるからだと思う。


鼓舞するでもなく、
淡々とした静謐な文章に最後まで引き込まれていく。

幸せとは言えない登場人物の中に入り込んで読み耽り、
読後に静かに立ち上がって
前に進んでいこうとする力が自然と沸き上がってくる。


だから、私は、
時々宮本輝を無性に読みたくなる。

そして、宮本輝の描く女性はみんな
聡明で、芯がしっかりしていて、
尚且つ美人なのだ

(きっと宮本輝氏の好みだろう)

微妙な女ゴコロをしっかりと捉えている。

『愉楽の園』の主人公・恵子が
猛アタックされたタイの高官と結婚すると決めた後、
高官の下僕で男色家のエカチャイ(たしかもっと舌を噛みそうな名前だった)とダンスを踊った時に
結婚しないと決意するシーンがある。
こんな一瞬で結婚を辞めるのか?という書評を読んだことがあるが、
オンナとはそうゆうものだ

このひとのプロポーズを受けようと決めて逢いに行った際に、
相手のケーキの食べ方を見て、結婚を断った女性を知っている。

また、結婚は考えられないと思っていた相手と食事して、
苦手な食材ばかりで女性側が困惑していたら
密かに店主に交渉して食べれるものを出してくれた時に、
この人と一緒になろうと決めた女性も知っている。
彼女は今、3人の子供の母として幸せを築いている。

こんな些細なことで一生の伴侶を決めるの?と言われればそうだが、
オンナとはそうゆうものなんですよ
宮本輝氏がこの微妙な女ゴコロを理解されているのが不思議ですが・・・

『真夏の犬』も一気に読破し、
昔読んだ『ドナウの旅人』でも読み返してみようかと思う。
今なら
17歳年下の不倫相手と逃避行する母の気持ちがわかるかもしれない


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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