銀灰色の世界への誘い~ジャン=バティスト=カミーユ・コロー~
2019年10月25日
こんにちは。
パーソナルカラースタイリストの武田みはるです。
先週末は上野三昧でした。
国立西洋美術館をはじめ、名だたる芸術の館が連なる上野の森。
何時間居ても飽きない空間です。
国立西洋美術館には私が敬愛するバルビゾン派の絵画があります。
その中のひとつ、
コローの「ナポリの浜の思い出」

ナポリの浜の思い出 国立西洋博物館サイトより
暗灰色の世界を
ノスタルジーに描くことにかけては天才だと私は思っています。
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー
コローはミレーやクールベの写実主義を踏襲しながら、
独自に「感じる心」をプラスしています。
ありのままを忠実に描いた写実主義に、
それをどう感じたのかを
色で表現しているのです。
ナポリの浜辺から子供を抱いた母と、
手をつなぎながらタンバリンを高らかに鳴らし闊歩する女性。
描いたシーンは楽しげですが、
観る者にはどこか物憂げで懐かしい郷愁を掻き立てる絵です。
コローの心の中にナポリの浜での懐かしい思い出があるのでしょう。
銀灰色(シルバーグレー)には
そんな憂いを帯びた過去を思い起こさせる力があると思います。
シルバーやグレーには、
シンプル、無機質、協調性、控え目といった意味があります。
楽しそうにスキップして踊っているように見える一方、
木立の中の影と遠景の陽光とのコントラストが
世の中の明暗を静かに物語っているかのようです。
コローはこの銀灰色を好んで使っています。
コローの心のフィルターを通して観た世の中は、
シルバーグレーの靄のかかった抒情的な世界だったのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
色とことばの力で『魅せる男』への最短最速のサポート kotonoha
イベント・セミナーのおしらせ
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11月9日(土)・2020年1月18日(土)
午後1時~5時
参加費3300円(教材費込み)
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10月31日(木)午前10時~午後5時過ぎ
参加費:6500円(昼食・体験料含む)残席2名
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